
・全米株式に連動するおすすめの投資信託は?
このような悩みに答えます。
- 全米株式とは?
- 全米株式に連動する投資信託の比較
- 全米株式に連動するおすすめの投資信託
- 投資信託の買い方
「全米株式に連動するおすすめの投資信託は?」と悩んでいませんか?
結論から言うと、楽天全米株式インデックスファンドがおすすめです。
純資産額は全米株式の中で最も大きく、2017年から運用されており、運用実績も豊富です。
ただ、運用歴が短くても手数料が安い方が良いなら、SBI・V・全米株式インデックスファンドを選ぶと良いでしょう。
本記事では全米株式に連動する投資信託の比較やおすすめの投資信託について解説します。
全米株式とは?
全米株式は「CRSP US トータル・マーケット・インデックス」に連動することを目的としています。
CRSP US トータル・マーケット・インデックスは、米国市場で投資可能な銘柄のほぼ100%を対象とする指標です。



銘柄数は約4,000ほど小型株(時価総額の小さい銘柄)も含みます
この指数に連動するように設計された投資信託やETFに投資することで、全米にある株式ほぼ全てに投資可能。
全米株式に連動する投資信託の比較
全米株式に連動する主な投資信託は以下のとおり。
- eMAXIS Slim 全米株式
- SBI・V・全米株式インデックスファンド
- 楽天全米株式インデックスファンド(楽天VTI)
純資産額
純資産総額は組み入れられている株式や債券など資産の時価総額のことで、投資信託の規模を表します。
純資産総額が多いほど多くの人から投資されていることを意味します。
eMAXIS Slim | SBI | 楽天 |
165億円 | 2,926億円 | 1兆7007億円 |
純資産額は楽天全米株式インデックスファンドが最も大きいです。
手数料
eMAXIS Slim | SBI | 楽天 | |
購入時手数料 | 無料 | 無料 | 無料 |
信託財産留保額 | 無料 | 無料 | 無料 |
信託報酬 | 0.0814% | 0.0638% | 0.132% |
その他 | 0.13% | 0.05% | 0.05% |
実質コスト | 0.2114% | 0.1138% | 0.182% |
各手数料の詳細
【購入時手数料】
購入時手数料は、投資信託を購入する際に発生する手数料です。
この手数料は購入時に一括で支払うもので、販売会社によって設定された割合に基づいて計算されます。
購入時手数料は一般的にパーセンテージで表され、最近ではノーロードと呼ばれる購入時手数料が無料の投資信託も増えています。
【信託財産留保額】
信託財産保留額は、途中で投資信託を抜ける解約料のようなものです。
たとえば信託財産保留額0.3%の投資信託を1万円で売却したら、30円が差し引かれて9,970円が戻ってきます。
【信託報酬】
信託報酬は毎日発生し、投資信託の純資産から日割りで引かれる形になります。
例えば、信託報酬が年率1%の投資信託に10万円投資したら、信託報酬は以下のようになります。
【信託報酬が年率1%の投資信託に10万円投資した場合】
- 1年間で発生する信託報酬:約1,100円(10万円×1.0%+消費税)
- 毎日発生する信託報酬:約3円(1,100÷365+消費税)



この額が純資産から差し引かれます。
なお、信託報酬は自動的に差し引かれるため、投資家が直接支払うことはありません。
【その他】
購入時手数料や信託財産留保額、信託報酬以外の費用は「その他」に分類されます。



その他の費用は一定ではなく、時期や運用状況、市場の動向によって変動します。
また、その他の費用は「隠れコスト」とも呼ばれ、通常の購入時手数料や信託報酬とは異なり、表立って見えないことが多いです。
そのため、交付目論見書や交付運用報告書といった公式な書類を確認しなければ詳細を把握できない場合があります。
手数料はSBI・V・全米株式インデックスファンドが最も低いです。
リターン
eMAXIS Slim | SBI | 楽天 | |
2017年 | – | – | 6.4% |
2018年 | – | – | -8.4% |
2019年 | – | – | 29.8% |
2020年 | – | – | 12.8% |
2021年 | – | 13.8% | 40.9% |
2022年 | – | -7.7% | -7.8% |
2023年 | 4.1% | 34.4% | 34.4% |
平均 | 4.10% | 13.50% | 15.44% |
リターンとは?
リターンとは、ある期間における増減率を示す指標です。
年リターンが3%であれば1年間で3%増加、年利リターンが-3%であれば3%減少したという意味です。
目標とする指数は同じですが、リターンは楽天全米株式インデックスファンドが最も大きいです。
ただ、eMAXIS Slim 全米株式は運用期間が短いため、リターンが低いと決めつけることはできません。
新NISAの対象
つみたて投資枠 | 成長投資枠 | |
eMAXIS Slim | × | ◯ |
SBI | ◯ | ◯ |
楽天 | ◯ | ◯ |
つみたて投資枠、成長投資枠とは?
新NISAでは、年間投資枠120万円の「つみたて投資枠」と年間投資枠240万円の「成長投資枠」が設けられています。
つみたて投資枠ではつみたて投資のみ行えますが、成長投資枠では一括投資とつみたて投資の両方が可能です。
そのため、つみたて投資に年間最大360万円あてることもできます。
なお、新NISAにおける非課税保有限度枠は1,800万円であり、最短5年で全ての枠を埋められます。
SBI・V・全米株式インデックスファンドと楽天全米株式インデックスファンドは両方の対象です。
eMAXIS Slim 全米株式のみ成長投資枠だけの対象です。
全米株式に連動するおすすめの投資信託
おすすめの投資信託は、楽天全米株式インデックスファンド(楽天VTI)です。
純資産額は全米株式の中で最も大きく、2017年から運用されており、運用実績も豊富です。
手数料は若干高いですが、安心感のある楽天全米株式インデックスファンドに投資した方が無難と言えます。
ただ、運用歴が短くても手数料が安い方が良いなら、SBI・V・全米株式インデックスファンドを選ぶと良いでしょう。
投資信託の買い方
投資信託の買い方は以下のとおり。
- 証券口座を開設する
- 投資信託を積立購入する
①証券口座を開設する
投資信託を購入するには証券口座を開設する必要があります。
まだ口座を開設していない方はこれを機に開設しておきましょう。
【SBI証券】
- ネット証券最大の1,300万口座突破
- 国内株式個人取引シェアNo.1
- 三井住友カードで投資信託のクレカ積立が可能
【楽天証券】
- ネット証券最大の1,300万口座突破
- 国内株式個人取引シェアNo.1
- 三井住友カードで投資信託のクレカ積立が可能
【マネックス証券】
- 高還元率のクレカ積立が魅力
- dカード、マネックスカードで投資信託のクレカ積立が可能
【三菱UFJ eスマート証券】
- auユーザーにおすすめ
- Pontaポイントが貯まる・使える
- 三菱UFJカードで投資信託のクレカ積立も可能



クレジットカードで投資信託を積立購入するとポイントが還元されます。
②投資信託を積立購入する
証券口座を開設したら投資信託を積立購入します。
つみたて投資枠、成長投資枠とは?
新NISAでは、年間投資枠120万円の「つみたて投資枠」と年間投資枠240万円の「成長投資枠」が設けられています。
つみたて投資枠ではつみたて投資のみ行えますが、成長投資枠では一括投資とつみたて投資の両方が可能です。
そのため、つみたて投資に年間最大360万円あてることもできます。
なお、新NISAにおける非課税保有限度枠は1,800万円であり、最短5年で全ての枠を埋められます。
まとめ
今回は全米株式に連動するおすすめの投資信託について解説しました。
- 全米株式とは?
- 全米株式に連動する投資信託の比較
- 全米株式に連動するおすすめの投資信託
- 投資信託の買い方