
・S&P500に連動する投資信託の手数料が気になる
・どれに投資すべきか教えてほしい
このような悩みに答えます。
- S&P500に連動する投資信託の比較
- S&P500に連動するおすすめの投資信託
- 投資信託の買い方
「S&P500に連動する投資信託はどれが良いの?」と疑問に思っていませんか?
結論から言うと、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)がおすすめです。
この投資信託はS&P500に連動する投資信託の中で手数料が最安級です。
本記事ではS&P500に連動する投資信託の比較やどれに投資すべきかについて解説します。
S&P500に連動する投資信託の比較
S&P500に連動する投資信託は主に以下の4つ。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- SBI・V・S&P500インデックスファンド
- 楽天・プラス・S&P500インデックスファンド
純資産額
純資産総額は組み入れられている株式や債券など資産の時価総額のことで、投資信託の規模を表します。
純資産総額が多いほど多くの人から投資されていることを意味します。
eMAXIS Slim | SBI | 楽天 |
6兆4456億円 | 1兆8922億円 | 4,695億円 |
純資産額はeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が最も大きいです。
手数料
投資信託の主な手数料は信託報酬ですが、それ以外にも手数料がかかります。
eMAXIS Slim | SBI | 楽天 | |
購入時手数料 | 無料 | 無料 | 無料 |
信託財産留保額 | 無料 | 無料 | 無料 |
信託報酬 | 0.08140% | 0.0638% | 0.077% |
その他 | 0.01% | 0.04% | 0.01 |
実質コスト | 0.09140% | 0.1038% | 0.87% |
各手数料の詳細
【購入時手数料】
購入時手数料は、投資信託を購入する際に発生する手数料です。
この手数料は購入時に一括で支払うもので、販売会社によって設定された割合に基づいて計算されます。
購入時手数料は一般的にパーセンテージで表され、最近ではノーロードと呼ばれる購入時手数料が無料の投資信託も増えています。
【信託財産留保額】
信託財産保留額は、途中で投資信託を抜ける解約料のようなものです。
たとえば信託財産保留額0.3%の投資信託を1万円で売却したら、30円が差し引かれて9,970円が戻ってきます。
【信託報酬】
信託報酬は毎日発生し、投資信託の純資産から日割りで引かれる形になります。
例えば、信託報酬が年率1%の投資信託に10万円投資したら、信託報酬は以下のようになります。
【信託報酬が年率1%の投資信託に10万円投資した場合】
- 1年間で発生する信託報酬:約1,100円(10万円×1.0%+消費税)
- 毎日発生する信託報酬:約3円(1,100÷365+消費税)



この額が純資産から差し引かれます。
なお、信託報酬は自動的に差し引かれるため、投資家が直接支払うことはありません。
【その他】
購入時手数料や信託財産留保額、信託報酬以外の費用は「その他」に分類されます。



その他の費用は一定ではなく、時期や運用状況、市場の動向によって変動します。
また、その他の費用は「隠れコスト」とも呼ばれ、通常の購入時手数料や信託報酬とは異なり、表立って見えないことが多いです。
そのため、交付目論見書や交付運用報告書といった公式な書類を確認しなければ詳細を把握できない場合があります。
手数料は楽天・プラス・S&P500インデックスファンドが最も低いです。
ただ、どの投資信託も大きな差はありません。
リターン
eMAXIS Slim | SBI | 楽天 | |
2019年 | 30.5% | 10.8% | 記録なし |
2020年 | 10.3% | 10.2% | 〃 |
2021年 | 44.5% | 44.2% | 〃 |
2022年 | -6.1% | -6.1% | 〃 |
2023年 | 34.6% | 34.5% | 8.1% |
平均 | 22.76% | 18.72% | 8.1% |
リターンとは?
リターンとは、ある期間における増減率を示す指標です。
年リターンが3%であれば1年間で3%増加、年利リターンが-3%であれば3%減少したという意味です。
リターンはeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が最も大きいです。
新NISAの対象
つみたて投資枠 | 成長投資枠 | |
eMAXIS Slim | ◯ | ◯ |
SBI | ◯ | ◯ |
楽天 | ◯ | ◯ |
つみたて投資枠、成長投資枠とは?
新NISAでは、年間投資枠120万円の「つみたて投資枠」と年間投資枠240万円の「成長投資枠」が設けられています。
つみたて投資枠ではつみたて投資のみ行えますが、成長投資枠では一括投資とつみたて投資の両方が可能です。
そのため、つみたて投資に年間最大360万円あてることもできます。
なお、新NISAにおける非課税保有限度枠は1,800万円であり、最短5年で全ての枠を埋められます。
どれもつみたて投資枠と成長投資枠の対象です。
S&P500に連動するおすすめの投資信託
おすすめの投資信託は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」です。
S&P500に連動する投資信託の中で純資産額がトップであり、国内の約6,000本の投資信託の中でも最大の純資産額を誇ります。
手数料はほぼ最安であり、リターンも指数とかけ離れることなく高い水準を保っています。
特にこだわりがなければ「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」に投資しておくのが無難です。
投資信託の買い方
投資信託の買い方は以下のとおり。
- 証券口座を開設する
- 投資信託を積立購入する
①証券口座を開設する
投資信託を購入するには証券口座を開設する必要があります。
まだ口座を開設していない方はこれを機に開設しておきましょう。
【SBI証券】
- ネット証券最大の1,300万口座突破
- 国内株式個人取引シェアNo.1
- 三井住友カードで投資信託のクレカ積立が可能
【楽天証券】
- ネット証券最大の1,300万口座突破
- 国内株式個人取引シェアNo.1
- 三井住友カードで投資信託のクレカ積立が可能
【マネックス証券】
- 高還元率のクレカ積立が魅力
- dカード、マネックスカードで投資信託のクレカ積立が可能
【三菱UFJ eスマート証券】
- auユーザーにおすすめ
- Pontaポイントが貯まる・使える
- 三菱UFJカードで投資信託のクレカ積立も可能



クレジットカードで投資信託を積立購入するとポイントが還元されます。
②投資信託を積立購入する
証券口座を開設したら投資信託を積立購入します。
つみたて投資枠、成長投資枠とは?
新NISAでは、年間投資枠120万円の「つみたて投資枠」と年間投資枠240万円の「成長投資枠」が設けられています。
つみたて投資枠ではつみたて投資のみ行えますが、成長投資枠では一括投資とつみたて投資の両方が可能です。
そのため、つみたて投資に年間最大360万円あてることもできます。
なお、新NISAにおける非課税保有限度枠は1,800万円であり、最短5年で全ての枠を埋められます。
まとめ
今回はS&P500に連動する投資信託の手数料の比較について解説しました。
- S&P500に連動する投資信託の比較
- S&P500に連動するおすすめの投資信託
- 投資信託の買い方