【徹底比較】オルカンとS&P500の両方に投資するのはあり?

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悩んでいる人

オルカンとS&P500の両方に投資するのはあり?

このような悩みに答えます。

本記事の内容
  • オルカンとS&P500の比較
  • オルカンとS&P500両方はあり?
  • 投資信託の買い方
  • オルカンとS&P500両方に関するQ&A

オルカンは先進国(23ヵ国)・新興国(24ヵ国)の株式約3,000銘柄で構成される投資信託、S&P500は米国の主要企業500社で構成される株価指数です。

ただ、オルカンの構成銘柄を見ると、その約6割が米国株で占められており、S&P500に含まれる銘柄と多くの重複が見られます。

結論から言うと、どちらか一方を選べない、心理的な不安を減らしたい、そして米国株の比率を高めたい場合は、両方に投資するのがおすすめです。

本記事では、オルカンとS&P500両方に投資するのはありかについて詳しく解説します。

なお、オルカンやS&P500に投資するには証券口座を開設する必要があります。

まだ口座を開設していない方はこれを機に開設しておきましょう。

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目次

オルカンとS&P500の比較

構成国

組入上位10ヵ国は以下のとおり。

スクロールできます
国・地域オルカンS&P500
米国63.4%100%
日本4.8%
イギリス3.4%
カナダ2.7%
フランス2.6%
スイス2.2%
ドイツ2.2%
ケイマン諸島2.0%
インド1.9%
台湾1.7%
2025年3月時点

オルカンは米国の比率が約6割であるのに対し、S&P500は100%米国です。

組入銘柄

組入上位10銘柄は以下のとおり。

スクロールできます
オルカンS&P500
アップル4.2%アップル6.9%
エヌビディア3.5%マイクロソフト5.9%
マイクロソフト3.5%エヌビディア5.7%
アマゾン2.4%アマゾン3.8%
メタ・プラットフォームズ1.6%メタ・プラットフォームズ2.7%
アルファベット A1.4%アルファベット A2.1%
テスラ1.0%バークシャー・ハサウェイ2.0%
ブロードコム1.0%ブロードコム1.7%
TSMC0.9%テスラ1.6%
バークシャー・ハサウェイ0.9%JPモルガン1.4%
2025年3月時点

どちらもほぼ同じ銘柄です。

チャート

1993年〜2023年における、全世界株式とS&P500のチャート比較は以下のとおり。

ニッセイ基礎研究所

1993〜2012年ごろまではそこまで大きな差はありませんが、2013〜2023年にかけてS&P500が大きく上昇しています。

過去10年間のS&P500が大きく成長した要因は、GAFAMをはじめとする米国テクノロジー企業の成長が挙げられます。

サイト管理人

今後も米国テクノロジー企業の成長が続けば、全世界株式よりも高いパフォーマンスを記録するでしょう。

リターン

スクロールできます
期間オルカンS&P500
過去1年4.4%3.5%
過去3年13.6%13.9%
過去5年23%25.1%
過去10年11.6%14.4%
過去15年12.8%16.3%
過去20年9.9%11.8%
過去30年10%12.2%
  • 参考サイトはmyINDEX
  • オルカンは2018年に運用が開始された投資信託であるため、ACWIのデータを使用
リターンとは?

リターンとは、ある期間における増減率を示す指標です。

年リターンが3%であれば1年間で3%増加、年利リターンが-3%であれば3%減少したという意味です。

リターンはS&P500の方が大きいです。

業種

組入上位10業種は以下のとおり。

スクロールできます
オルカンS&P500
情報技術23.80%情報技術30.73%
金融17.20%金融14.45%
一般消費財10.70%ヘルスケア10.78%
資本財10.10%一般消費財10.51%
ヘルスケア9.90%コミュニケーション・サービス9.46%
コミュニケーション・サービス8.10%資本財8.33%
生活必需品5.90%生活必需品5.88%
エネルギー3.80%エネルギー3.30%
素材3.50%公益事業2.39%
公益事業2,40%不動産2.20%
2025年3月時点
各業種の特徴

【情報技術】

テクノロジー、ソフトウェア、ハードウェア、インターネットサービスなど

【ヘルスケア】

医薬品、バイオテクノロジー、医療機器、医療サービスなど

【一般消費財】

自動車、アパレル、レジャー、インターネットおよびダイレクトマーケティング小売など

【金融】

銀行、保険、証券、資産運用など

【コミュニケーション・サービス】

メディア、エンターテインメント、通信サービスなど

【資本財】

航空宇宙、防衛、建設、製造業など

【生活必需品】

食品、飲料、家庭用品、タバコなどの生活必需品を提供する企業

【エネルギー】

石油、ガス、エネルギー設備など

【公益事業】

電力、ガス、水道などの公共サービスを提供する企業

【不動産】

不動産投資信託や不動産開発、不動産運営を行う企業

【素材】

化学製品、建設資材、パッケージング、金属、鉱業など

オルカンはS&P500と比べて業種全体の分散がより広く行われている点が特徴的です。

一方、S&P500は情報技術の割合が高いことが際立っており、特定の業種に依存する傾向が見られます。

オルカンとS&P500両方はあり?

両方がおすすめのケース

以下のような場合はオルカンとS&P500両方への投資がおすすめです。

【両方がおすすめのケース】

  1. どちらか一方を選べない
  2. 心理的な不安を減らしたい
  3. 米国株の比率を上げたい

①どちらか一方を選べない

どちらか片方を選べない場合は両方に投資するのも選択肢の一つです。

それぞれに異なる魅力があるため、組み合わせることでお互いの特性を補完し、よりバランスの取れた投資が可能になります。

オルカンは国・銘柄の分散性の高さ、S&P500は米国の主要企業500社だけに集中投資することによるリターンの高さが強みです。

②心理的な不安を減らしたい

オルカンは全体の約6割が米国株で構成され、S&P500は米国株のみ。

このため、オルカンとS&P500の両方に投資することで、実質的に米国への投資比率が非常に高くなります。

ですが、両方に投資することで、どちらか一方だけを持っている場合に感じるかもしれない心理的な不安を減らせます。

サイト管理人

これにより、安心して長期的な投資を行うことができるでしょう。

③米国株の比率を上げたい

S&P500は1940年以来、一時的な暴落を繰り返すも長期的には上昇しています。

multpl
サイト管理人

S&P500は、これからも成長が期待されています。

【S&P500が期待される理由】

  • 数々の下落相場を乗り越えてきた
  • 成長率が高い
  • 今後も米国の人口は増加する
  • 技術力・人材力が高い
  • 有名企業が数多くある
  • 高配当の企業が数多くある
  • 株主の監視が厳しい
  • 自己資本利益率が高い
  • 研究開発に多額の費用を費やしている

今後も米国株の成長に期待しているのなら、米国の比率を上げるためにオルカンとS&P500の両方に投資すべきでしょう。

両方がおすすめでないケース

以下のような場合はオルカンとS&P500両方への投資をおすすめしません。

【両方がおすすめでないケース】

  1. どちらか一方だけに投資したい
  2. 分散投資を重視したい
  3. 運用・管理をシンプルにしたい

①どちらか一方だけに投資したい

どちらか片方だけに投資したのであれば、両方への投資は不要です。

自分の投資目的やリスク許容度に合う方を一つ選び、納得して投資を続けることが何よりも重要です。

サイト管理人

どちらも長期的な資産形成に適しています。

②分散投資を重視したい

オルカンの約6割が米国株で構成されており、S&P500にも投資してしまうと米国への偏りが強くなってしまいます。

サイト管理人

同じ米国株への重複投資が増え、全体としての分散効果はむしろ薄れてしまうでしょう。

米国経済が好調であるうちは問題ありませんが、もし米国市場が下落局面に入った場合、資産全体へのダメージが大きくなるリスクがあります。

本当に分散投資を重視したいのであれば、すでに米国株を多く含むオルカンを軸にしておくだけでも、十分な国際分散が達成されます。

③運用・管理をシンプルにしたい

オルカンとS&P500の比率を決めている場合、定期的に比率を元に戻す必要があります。

時間の経過とともに比率がズレることがあり、積み重なるズレがリスク許容度に合わない運用につながる可能性があります。

日常的に投資の管理に時間をかけたくない方や、できるだけ手間をかけずにシンプルに運用したい方にとっては、やや煩雑に感じられるかもしれません。

ただ、オルカンやS&P500はいずれも分散性が高く、価格の変動幅が比較的小さいため、急激にバランスが崩れることはほぼないでしょう。

投資比率はオルカンとS&P500半々

投資比率はオルカンとS&P500を半々にするのがおすすめです。

オルカンは全世界の株式に分散投資できるためリスクを抑える効果があり、一方でS&P500は米国市場の成長力を享受できるというメリットがあります。

比率を半々にすることで、世界全体への分散投資と米国市場の成長という両方のメリットをバランスよく得ることが可能です。

サイト管理人

また、シンプルな割合なので管理がしやすく、リバランスの手間も少なく済みます。

オルカンとS&P500半々ずつ持つと?

オルカンとS&P500を半々ずつ持つと米国が8割を超え、新興国の比率は約5%とかなり小さくなります。

国・地域比率
米国81.15%
日本2.75%
イギリス1.85%
フランス1.45%
カナダ1.45%
その他6.0%
新興国5.35%

リターンはそれぞれを平均した値になり、過去のリターンはオルカン単体よりも高くなっています。

スクロールできます
期間ACWIS&P500ACWI(50%)+S&P500(50%)
過去1年34.3%35%34.65%
過去3年20%23.8%21.9%
過去5年17.6%20.9%19.25%
過去10年13.2%16.8%15%
過去15年15.3%18.6%16.95%
過去20年9.9%11.5%10.7%
過去30年8.7%11.2%9.95%

現在は米国株のパフォーマンスが好調なため、組み入れ比率が高くなっていますが、今後ほかの国や地域の成長が目立てば、それに応じて比率も変化します。

投資信託の買い方

投資信託の買い方は以下のとおり。

投資信託の買い方
  1. 証券口座を開設する
  2. 投資信託を積立購入する

①証券口座を開設する

投資信託を購入するには証券口座を開設する必要があります。

まだ口座を開設していない方はこれを機に開設しておきましょう。

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クレジットカードで投資信託を積立購入するとポイントが還元されます。

②投資信託を積立購入する

証券口座を開設したら投資信託を積立購入します。

つみたて投資枠、成長投資枠とは?

新NISAでは、年間投資枠120万円の「つみたて投資枠」と年間投資枠240万円の「成長投資枠」が設けられています。

つみたて投資枠ではつみたて投資のみ行えますが、成長投資枠では一括投資とつみたて投資の両方が可能です。

そのため、つみたて投資に年間最大360万円あてることもできます。

なお、新NISAにおける非課税保有限度枠は1,800万円であり、最短5年で全ての枠を埋められます。

オルカンとS&P500両方に関するQ&A

オルカンとS&P500どっち?

過去30年のリターンはS&P500の方が良いですが、どっちかで迷ったらオルカンをおすすめします。

長期的な視点で見ると、どの国の株式が好調になるかは時期によって異なり、例えば1980年代は日本、2010年代は米国の株式が大きく伸びました。

しかし、未来にどの国が経済成長を遂げるかを予測するのは難しいため、グローバル分散投資がリスク管理に役立つと言えます。

オルカンは時価総額加重平均を用いた投資信託であるため、企業の時価総額が大きいほどその組入比率が高くなります。

これにより、成長した国や企業は自然と組入比率が増加し、個別の国や企業の成長を予測する手間を省くことが可能です。

現在は米国が全体の62.3%を占め、日本が5.5%、英国が3.7%といった構成ですが、今後もし新興国が急成長すれば、この比率は大きく変動します。

このように、オルカンは国際分散投資の観点で魅力的な選択肢であり、リスクを抑えながら成長する可能性のある市場へ自動的に対応することが可能です。

詳しくは「【徹底比較】オルカンとS&P500どっちを選ぶべき?」をご覧ください。

両方への投資で分散効果は得られる?

なお、オルカンとS&P500の両方に投資しても分散効果はほぼありません。

分散効果:異なる値動きをする資産を組み合わせることで下落幅を抑えること

1998年12月末~2023年4月末における全世界株式と米国株式の相関係数は0.96と極めて高く、ほぼ同じ値動きをしていることが分かります。

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相関係数とは?

相関係数(そうかんけいすう)は、二つのデータの関係がどれだけ強いか、またはどの方向に向かっているかを示す数字です。

簡単に言うと、「1つのデータがもう1つのデータとどれだけ一緒に動くか」を教えてくれる指標です。

  • 1.00(+1.00)の相関係数は、完全な正の相関を示します。これは、片方の変数が増加するともう片方の変数も同じ比率で増加することを意味します。
  • 0.00 の相関係数は、全く相関がないことを示します。
  • −1.00の相関係数は、完全な負の相関を示します。これは、片方の変数が増加するともう片方の変数が同じ比率で減少することを意味します。
サイト管理人

このため、両方に投資したとしても、リスクはほとんど変わらない点に注意が必要です。

S&P500におすすめの投資信託は?

おすすめの投資信託は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」です。

S&P500に連動する投資信託の中で純資産額がトップであり、国内の約6,000本の投資信託の中でも最大の純資産額を誇ります。

手数料はほぼ最安であり、リターンも指数とかけ離れることなく高い水準を保っています。

特にこだわりがなければ「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」に投資しておくのが無難です。

詳しくは「S&P500に連動するおすすめの投資信託について解説」をご覧ください。

まとめ

今回はオルカンとS&P500の両方に投資すべきかについて解説しました。

本記事の内容
  • オルカンとS&P500の比較
  • オルカンとS&P500両方はあり?
  • 投資信託の買い方
  • オルカンとS&P500両方に関するQ&A

どちらか一方を選べない、心理的な不安を減らしたい、そして米国株の比率を高めたい場合は、両方に投資するのがおすすめです。

それぞれに異なる魅力があるため、組み合わせることでお互いの特性を補完し、よりバランスの取れた投資が可能になります。

また、両方に投資することで、どちらか一方だけを持っている場合に感じるかもしれない心理的な不安を減らせます。

ですが、どちらか一方だけに投資したい、分散投資を重視したい、運用や管理をシンプルにしたい場合は、両方に投資するのはおすすめしません。

投資先を一本化すれば、管理の手間を減らせるだけでなく、ぶれのない長期的な投資スタイルを維持しやすくなります。

なお、オルカンやS&P500に投資するには証券口座を開設する必要があります。

まだ口座を開設していない方はこれを機に開設しておきましょう。

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