
ナスダック100に連動するおすすめの投資信託は?
このような悩みに答えます。
- ナスダック100とは?
- ナスダック100に連動する投資信託の比較
- ナスダック100に連動するおすすめの投資信託
- 投資信託の買い方
「ナスダック100に連動するおすすめの投資信託は?」と悩んでいませんか?
結論から言うと、ニッセイNASDAQ100インデックスファンドとiFreeNEXT NASDAQ100インデックスがおすすめです。
ニッセイNASDAQ100インデックスファンドは純資産額が大きくて手数料が安いことに加え、短いですが運用実績があります。
ただ、手数料が少し高くても運用歴が長くて安定している方が良いなら、iFreeNEXT NASDAQ100インデックスを選ぶと良いでしょう。
本記事ではナスダック100に連動する投資信託の比較やおすすめの投資信託について解説します。
ナスダック100とは?
名称 | ナスダック100 |
指数基準日 | 1985年1月31日 |
構成銘柄数 | 100 |
構成銘柄 | ナスダック(NASDAQ)に上場している企業のうち、金融業を除く上位100社 |
指数の計算方法 | 浮動株調整後時価総額加重平均 |
銘柄入れ替えの頻度 | 毎年12月 |
ナスダック100は、ナスダック(NASDAQ)に上場している企業のうち、金融業を除く上位100社から構成された株価指数です。
この指数は、ナスダック市場全体を代表するものではなく、ハイテクやIT関連の企業が多く含まれている点が特徴です。



そのため、ナスダック100は米国のテクノロジー・IT企業を中心とした株価指数とも言えるでしょう。
構成銘柄には、GAFAMといった世界的な大企業だけでなく、急成長を遂げている新興の中小企業も含まれています。
こうした構成の特性上、ナスダック100のリターンは、より幅広い業種をカバーするS&P500を上回る傾向があります。
ナスダック100に連動する投資信託の比較
ナスダック100に連動する主な投資信託は以下のとおり。
- 楽天・プラス・NASDAQ100インデックスファンド
- ニッセイNASDAQ100インデックスファンド
- SBI・インベスコQQQ・NASDAQ100インデックスファンド
- eMAXIS NASDAQ100インデックス
- たわらノーロードNASDAQ100
- NZAM・ベータ NASDAQ100
- インデックスファンドNASDAQ100(アメリカ株式)※
- iFreeNEXT NASDAQ100インデックス
※運用会社が日興アセットマネジメントのため以下の表では「日興」と記載
純資産額
純資産総額は組み入れられている株式や債券など資産の時価総額のことで、投資信託の規模を表します。
純資産総額が多いほど多くの人から投資されていることを意味します。
楽天 | 814億円 |
ニッセイ | 2,654億円 |
SBI | 54億円 |
eMAXIS | 1,411億円 |
たわらノーロード | 4.6億円 |
NZAM | 32億円 |
日興 | 1,980億円 |
iFreeNEXT | 1,573億円 |
純資産額はインデックスファンドNASDAQ100(アメリカ株式)が最も大きいです。
手数料
購入時手数料 | 信託財産留保額 | 信託報酬 | その他 | 実質コスト | |
楽天 | 無料 | 無料 | 0.198% | 0.01% | 0.208% |
ニッセイ | 無料 | 無料 | 0.2035% | 0.01% | 0.2135% |
SBI | 無料 | 無料 | 0.0638% | 0.23% | 0.2938% |
eMAXIS | 無料 | 無料 | 0.2035% | 0.02% | 0.2235% |
たわらノーロード | 無料 | 無料 | 0.44% | 0.36 | 0.8% |
NZAM | 無料 | 無料 | 0.44% | 0.07% | 0.51% |
日興 | 購入時の基準価額に対し3.3%(税抜3%)以内 | 無料 | 0.484% | 0.08 | 0.564% |
iFreeNEXT | 無料 | 無料 | 0.495% | 0.01% | 0.505% |
各手数料の詳細
【購入時手数料】
購入時手数料は、投資信託を購入する際に発生する手数料です。
この手数料は購入時に一括で支払うもので、販売会社によって設定された割合に基づいて計算されます。
購入時手数料は一般的にパーセンテージで表され、最近ではノーロードと呼ばれる購入時手数料が無料の投資信託も増えています。
【信託財産留保額】
信託財産保留額は、途中で投資信託を抜ける解約料のようなものです。
たとえば信託財産保留額0.3%の投資信託を1万円で売却したら、30円が差し引かれて9,970円が戻ってきます。
【信託報酬】
信託報酬は毎日発生し、投資信託の純資産から日割りで引かれる形になります。
例えば、信託報酬が年率1%の投資信託に10万円投資したら、信託報酬は以下のようになります。
【信託報酬が年率1%の投資信託に10万円投資した場合】
- 1年間で発生する信託報酬:約1,100円(10万円×1.0%+消費税)
- 毎日発生する信託報酬:約3円(1,100÷365+消費税)



この額が純資産から差し引かれます。
なお、信託報酬は自動的に差し引かれるため、投資家が直接支払うことはありません。
【その他】
購入時手数料や信託財産留保額、信託報酬以外の費用は「その他」に分類されます。



その他の費用は一定ではなく、時期や運用状況、市場の動向によって変動します。
また、その他の費用は「隠れコスト」とも呼ばれ、通常の購入時手数料や信託報酬とは異なり、表立って見えないことが多いです。
そのため、交付目論見書や交付運用報告書といった公式な書類を確認しなければ詳細を把握できない場合があります。
手数料は楽天NASDAQ100インデックスファンドが最安です。
リターン
2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | |
楽天 | – | – | – | – | – | – |
ニッセイ | – | – | – | – | – | 41.3% |
SBI | – | – | – | – | – | 9.3% |
eMAXIS | – | – | – | 40.0% | -23.2% | 65.4% |
たわらノーロード | – | – | – | – | – | -0.5% |
NZAM | – | – | 71.4% | 42.0% | -23.2% | 64.9% |
日興 | – | – | 3.6% | 42.7% | -23.2% | 65.1% |
iFreeNEXT | -17.6% | 37.9% | 38.3% | 42.8% | -23.2% | 65.3% |
リターンとは?
リターンとは、ある期間における増減率を示す指標です。
年リターンが3%であれば1年間で3%増加、年利リターンが-3%であれば3%減少したという意味です。
NASDAQ100に連動する投資信託は最近運用が開始されたものが多いため、リターンが不明であることが多いです。
また、リターンの記録がある投資信託の中で最も指数に近いのは、iFreeNEXT NASDAQ100インデックスです。
新NISAの対象
つみたて投資枠 | 成長投資枠 | |
楽天 | × | ◯ |
ニッセイ | × | ◯ |
SBI | × | ◯ |
eMAXIS | × | ◯ |
たわらノーロード | × | ◯ |
NZAM | × | ◯ |
日興 | × | ◯ |
iFreeNEXT | ◯ | ◯ |
つみたて投資枠、成長投資枠とは?
新NISAでは、年間投資枠120万円の「つみたて投資枠」と年間投資枠240万円の「成長投資枠」が設けられています。
つみたて投資枠ではつみたて投資のみ行えますが、成長投資枠では一括投資とつみたて投資の両方が可能です。
そのため、つみたて投資に年間最大360万円あてることもできます。
なお、新NISAにおける非課税保有限度枠は1,800万円であり、最短5年で全ての枠を埋められます。
ほとんどの投資信託は成長投資枠のみ対象ですが、iFreeNEXT NASDAQ100インデックスファンドは両方の対象です。
ナスダック100に連動するおすすめの投資信託
おすすめの投資信託は、「ニッセイNASDAQ100インデックスファンド」と「iFreeNEXT NASDAQ100インデックス」です。
ニッセイNASDAQ100インデックスファンドは純資産額が大きくて手数料が安いことに加え、短いですが運用実績があります。
手数料は楽天やPayPay投信の方が安いですが、これらの投資信託は純資産額が少ないことに加え、運用実績がありません。



ニッセイNASDAQ100インデックスファンドに投資した方が無難です。
ただ、手数料が少し高くても運用歴が長くて安定している方が良いなら、iFreeNEXT NASDAQ100インデックスを選ぶと良いでしょう。
投資信託の買い方
投資信託の買い方は以下のとおり。
- 証券口座を開設する
- 投資信託を積立購入する
①証券口座を開設する
投資信託を購入するには証券口座を開設する必要があります。
多くのネット証券ではNISA口座での取引手数料が無料になったので、使用するクレジットカードによって証券口座を選ぶと良いでしょう。
NISA口座(非課税口座)とは?
証券口座には課税口座(一般口座と特定口座)とNISA口座(非課税口座)があります。
課税口座で投資を行い利益を得たら20%の税金がかかりますが、NISA口座で投資を行えば税金がかかりません。
三井住友カード利用者 | SBI証券 >> SBI証券のメリット・デメリットについて解説 |
楽天カード利用者 | 楽天証券 >> 楽天証券のメリット・デメリットについて解説 |
au PAY カード利用者 | 三菱UFJ eスマート証券 >> 三菱UFJ eスマート証券のメリット・デメリットについて解説 |
dカードまたは上記3つ以外のカード利用者 | マネックス証券 >> マネックス証券のメリット・デメリットについて解説 |



クレジットカードで積立するとポイントが還元されます。
なお、マネックス証券のポイント還元率は1.1%とトップクラスの還元率を誇ります。
三井住友カードや楽天カード、au PAY カードを持っていない方は、マネックスカードを作成してマネックス証券を利用すると良いでしょう。
②投資信託を積立購入する
証券口座を開設したら投資信託を積立購入します。
つみたて投資枠、成長投資枠とは?
新NISAでは、年間投資枠120万円の「つみたて投資枠」と年間投資枠240万円の「成長投資枠」が設けられています。
つみたて投資枠ではつみたて投資のみ行えますが、成長投資枠では一括投資とつみたて投資の両方が可能です。
そのため、つみたて投資に年間最大360万円あてることもできます。
なお、新NISAにおける非課税保有限度枠は1,800万円であり、最短5年で全ての枠を埋められます。
まとめ
今回はナスダック100に連動するおすすめの投資信託について解説しました。
- ナスダック100とは?
- ナスダック100に連動する投資信託の比較
- ナスダック100に連動するおすすめの投資信託
- 投資信託の買い方